フレームの選び方と初心者が覚えておくべきおすすめポイント

フレーム 初心者 おすすめ

ロードバイクで一番目立つところである、フレームには様々な種類があります。
メーカーやブランド、形状、色、素材など細かく考えたら、いったい何種類あるのだろうかと思うほどに種類が豊富です。
今回は、初心者が購入するにあたって、後悔しないようにポイントを絞って説明していきたいと思います。
ということで、ロードバイクのフレームを購入するにあたっては、「素材」「形状」「サイズ」の3つのポイントで説明していきます。

 素材で選ぶ

初心者でもわかるロードバイクを選ぶ3つのポイントでも説明したように、ロードバイクは素材によって、様々な違いが出ます。
ここには詳細は記載しませんが、大きく分けると「カーボン」「アルミ」「クロモリ」の3種類に分類されます。
カーボン素材は値段は高くなりますが、その分恩恵は多いので、カーボンフレームをおすすめします。

形状で選ぶ

ロードバイクのフレームには様々な形状があります。
フレームの形状は見た目にも大きく関わってくる部分で、気に入るかどうかによってそのフレームを長く使えるかどうかにも関わってきます。
そこで、今回は「スローピング」「ホリゾンタル」「エアロ」「軽量」の4つに関して説明します。

スローピングフレームについて

スローピングフレームとは、地面をに対してトップチューブがハンドル部分よりサドル部分の方が下に下がっている形状になってます。
現在の主流で、コンパクトな設計が可能なことや、剛性に優れた設計ができるなどのメリットがあります。

ホリゾンタルフレームについて

ホリゾンタルフレームとは、地面に対してトップチューブが並行になっています。
一般的には一昔前のフレーム形状だと言われていますが、その見た目の美しさや懐かしさからもコアなファンも多く、まだ街中で見かけることもあります。

エアロフレームについて

エアロフレームとは、風の抵抗を受けにくい形状になっており、フレームの中にブレーキが入り込んだ作りになっていたり、ホイールやタイヤに合わせてフレームの形が作られています。
エアロフレームは単体で考えることは少なく、スローピングフレームのエアロ構造、ホリゾンタルフレームのエアロ構造のような意味合いになります。
エアロフレームはその複雑な形状から、アルミでの作成は難しいため、ほとんどがカーボン製になっています。
また、直線的な形状ではなく曲線的な形状での作成なども求められるため、剛性をます必要があり軽量化することが難しいフレームになります。
一般的にはヒルクライムでの利用よりはロングライドやレースでの利用が推奨されます。
ただし、見た目がカッコ良いものが沢山あるので見た目で選ぶのであれば利用シーンに関係なくおすすめです。

軽量フレームについて

軽量フレームとは、その名の通り軽量化のことだけを考えて作られたフレームになります。
エアロフレームの対義な存在でありましたが、最近はエアロフレームだけれども軽量化も兼ね備えたものが登場しており、軽量フレームの定義も少々曖昧になっている印象はあります。
こちらもエアロフレームと同じく単体で考えることは少なく、スローピングフレームの軽量構造、ホリゾンタルフレームの軽量構造のような意味合いになります。
こちらはヒルクライムのようなイベントでの利用では絶大な高価を発揮します。
しかし、軽量フレームは剛性を犠牲にしていることも多く、他のフレームに比べて転倒などのアクシデントで破損する場合も多いので、乗る場合は注意が必要です。

総評

今主流でメリットがあるのはスローピングフレームです。
専門店でもスローピングフレームのほうが種類も多いので、スローピングフレームの中で気に入ったものを選ぶのが良いと思います。
また、軽量フレームは軽量化が進めば進むほど値段も高くなります。
エアロフレームに関しては、上位モデルに導入されていることが多く、専用のシートポスト以外は取り付けることができないという制約があることも・・・さらに値段も高くなります。
なので初心者の場合は、軽量フレームやエアロフレームに関してはそこまで考える必要はないかと思います。
まずは気に入ったデザインやブランドで選んでみるくらいで良いと思います。

サイズで選ぶ

ロードバイクを購入するときに、失敗してはいけないものはサイズです。
フレームには様々なサイズが存在しており、多少のサイズミスであればサドルやハンドルの位置の調整で補うことができますが、できるだけフレームのサイズからしっかりと自分に合ったものを選択しておいたほうがよいです。
また、フレームはタイヤと同じくらい高価なもので、ロードバイクで一番目につく部分でもあります。
失敗しないようなサイズ決めをするのであれば、初心者の場合は専門店などでどのサイズが適切なのかを計測してもらうことも一つの手段です。
今回は、一般的に良いとされるサイズの選び方を説明していきます。

サイズ表

こちらの表は、ロードバイクのサイズと身長の比較表です。
あくまでも目安での表となっているので、参考までにとどめておいていただきたいです。

サイズ 身長
480mm 150cm~165cm
500mm 155cm~170cm
520mm 160cm~175cm
540mm 165cm~180cm
560mm 175cm~190cm
580mm 180cm~195cm
600mm 185cm~200cm

また、各メーカーごとにも対応表を公開していることがあります。
そのメーカーの対応表がある場合は、そちらに従って検討したほうが良いと思います。

股下のサイズ

股下のサイズは目安ではありますが、計測することが可能です。
まずは、地面に足をついてトップチューブにまたがった時に股がトップチューブに当たらない可能かを確認してください。
またがった際に当たってしまう場合は、フレームが大きすぎる可能性があります。
次に、走行中にかかとでペダルを回すことができるかどうかです。
ペダルを力強く回すことができない場合は、フレームまたはシートポストの位置を変更する必要があります。

総評

今回話した内容はあくまでも目安の考え方です。
利用シーンによっても調整が必要と言われるほど、ロードバイクのポジションはその時々に応じて変化していきます。
大枠でずれていないフレームを購入することができたら、次にシートポストの長さや、サドルの位置、ハンドルの位置などを微調整していき、自分に最適な状態を作っていく必要があります。
その時に、フレームの大きさを間違えてしまうと、どんなに調整しても最適なポジションが見つからなくなってしまいます。
そうならないように、自分の判断ではわからない場合は、知見のある人に聞いたり専門店で調べていただくことをおすすめします。

まとめ

フレームに関しては調べれば調べるほど奥の深いことがわかります。
ただし、初心者が乗ってもそこまで変わるかどうかと言われると、正直私はそうは思いません。(私自身、気持ち程度しかわかりません。)
まずは、こちらに書かせていただいた基本的な知識をもとに、あとは自分が乗りたいと思うデザインで選ぶくらいでもよいはずです。
ただし、気をつけてほしいことはサイズです。
フレームは高価なもので、何度も買い換えることはあまり行いません。
なので、最初にサイズを間違えてしまうと、乗り心地の悪い状態で壊れるまで乗ることになったり、すぐにまた買い直すようなことになりかねません。
身長だけで判断した結果、人より手足が長いのでもう一回り大きいサイズが適切だったということもあります。
そこだけは、自分一人で決断するのではなく、専門店で調べてもらうことをおすすめします。

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