初めてトライアスロンに出場するにあたっての心構え

トライアスロン 準備

トライアスロンってものすごく障壁の高いスポーツのように感じるかと思います。
実際に私もレースに出るまではそう思ってました。

しかし、ある程度しっかりと練習を行えば大抵の方でしたら完走することは可能なスポーツだと思います。
今回は、トライアスロンに出場するにあたったの心構えを種目ごとに説明していきたいと思います。

スイムにおける心構え

まず、トライアスロンはスイムから始まります。
このスイムを攻略しないとどれだけバイクとランを練習しても意味がありません。

しかし、海を長距離泳いだ経験もなく、ウェットスーツを着たこともないという方は沢山いるはずです。
また、一度スタートしたらゴールまで足をつくことはできません。

ここまで読むと、色々と不安がよぎるかと思いますが、それなりに練習をしておけば問題なく泳ぎきることができます。
個人的には、25メートルプールで大会のクロールのみで距離を泳ぎきることができれば、それなりに余裕のある状態で泳ぎきれると思います。
できれば、プラスアルファの距離を自分に課して泳ぎきれるほうがベストです。
本番は開催地にもよりますが、30センチ先が何も見えないようなところを泳ぐ可能性もあります。
なので、クロールで攻める場合は息継ぎの方法を横ではなく前を見るような感じで行わなければなりません。
平泳ぎの場合も、波に流されて自分がどこを泳いでいるのかがわからなくなります。
その際は一度呼吸を置いて、標的物を認識してから泳ぎ直すようなことを行ったほうが良いです。

苦しくなったら仰向けになると良いです。
ウェットスーツの浮力は想像以上なので、それだけで十分浮くことができます。
気をつけたほうが良いことは、ウェットスーツを着ると、今までに感じたことのないくらい水の抵抗がなく泳ぐことができます。
スイスイ泳げてしまうのでつい調子に乗ってギアを上げてしまいがちです。
しかし、それは自分の練習の成果ではなく、装備が優れていることによる錯覚です。
すぐに体力が切れて、そのことに気づくでしょう。

なので、練習の時と同じようなイメージで泳ぐようにしましょう。
そうするだけで、ウェットスーツの恩恵もあり、いつもよりも体力を消耗せずに泳ぎきることができるとおもいます。

バイクにおける心構え

バイクにおいては、スイムで使った体力を回復するようなイメージで走行すると良いです。

早い人は以上な速度で走行してますが、そのような方についていくとすぐに体力が奪われます。
そういう方は、そもそもロードバイクの装備からして圧倒的な差があります。
中にはちょっと良い普通車を現金で変えてしまうくらいの金額で装備を整えている方もいるくらいです。

まずは、ドリンクや補給食で満たしながら、体力の回復を行うようなイメージで走行するようにしましょう。
もちろん、余裕がある場合は攻めた走りをしても良いと思います。

しかし、初心者の方であれば、必ずと言って良いほどそのあとのランで地獄を見ることになります。

まずは完走することを目標に置いて、周りのペースを見ながら、いつもの練習速度と同じようなイメージで走行することを心がけていくと良いでしょう。

ランにおける心構え

最後のランになるともうゴールは目前のような感じがしますが、ここからが戦いです。
残りの体力がどれくらいあるかによりますが、焦ったら必ず最後の数キロで力尽きます。
補給エリアでこまめに水分を補給しながら、自分のペースを崩さないように走ることを心がけたほうが良いです。

そして、最後の3キロくらいからは、完全に気力との戦いです。
早くゴールしたいという焦る気持ちが出てきますが、何度も言っているように焦ったら力尽きます。
最後までペースを崩さずに走り切ることを心がけましょう。

まとめ

初心者の場合は、男性の場合はスイム1.5キロを30分前後、バイク40キロを90分、ラン10キロを60分で完走するような目安で考えたほうが良いです。
練習もそのタイムを維持できるように心がけておくと、効率的な練習ができると思います。

また、どの種目を一番練習するべきかというと、個人的にはスイムが一番重要だと思います。
理想はスイムの後にバイク、またはスイムの後にランというような形であまり時間を空けずに練習することがベストです。

はじめはスピードよりも距離を考えたほうが良いです。
距離を無事に達成することができたら、スピードを意識していくと良いトレーニングができるかと思います。
マラソンのような長時間の運動を行った経験が少ない方は、メンタル的にも疲れてしまうことがあります。

まずは、長距離のスイムやランニングに慣れることから始めて、徐々に本番に近づけていくと辛い感情も緩和してきます。

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