CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)のホイールはブランド力と性能を兼ね備えた存在

campagnolo カンパニョーロ ホイール

ロードバイク乗りの方であれば、CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)というメーカーは聞いたことがない方はいないというくらい有名なメーカーであり、日本のロードバイクを代表するSHIMANO(シマノ)と方を並べるほどのブランド力を誇っています。

そのCAMPAGNOLO(カンパニョーロ)もホイールを開発しており、実績も性能もデザインもとても優れたものとなっています。

初心者の方は少々手が出しにくい印象がありますが、実はそんなに高い存在ではないホイールも存在しているのです。

ということで、今回はヨーロッパ最大の自転車パーツメーカーであるCAMPAGNOLO(カンパニョーロ)のホイールに関して、記載していきたいと思います。

CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)のホイールの種類

CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)は大きく分けて 種類のホイールブランドを出しており、予算や使用用途に応じて沢山の選択肢があります。
プロでも使用するレベルのホイールから、サイクルイベントなどでも気軽に装着できるようなホイールも存在します。

BORA ULTRA ボーラ ウルトラ

CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)のホイール史上最高峰に君臨するホイールです。
世の中のカーボンホイールの中でも最上位のホイールとして人気があり、デザインも洗練されているからか目に止まるおしゃれでカッコ良いホイールという印象が強いです。
デザインが洗練されているのには他にも理由があり、無駄な塗装や処理を行わず、究極まで空気抵抗と軽量化を突き詰めたことによる洗練されたデザインとなっています。

実際にプロの大会でも使用されている方もおり、一般のイベントでもたまに装着されている方を見かけることもあるくらい有名なホイールであるため、まさに最高傑作と言っても良いでしょう。

また、ベアリングに関しても、CULTシステムによって最も優れた回転性能と反応性を兼ね備えています。

ディープリムでありながら極めて軽量のため、タイムトライアルやエンデューロ、ロングライドはもちろん、ヒルクライムのイベントでも使用している方がいます。

リム高は80mm、50mm、35mmが存在しておりそれぞれ重量や価格が異なっています。

重量はBORA ULTRA 80 tubularで1540g、BORA ULTRA 50 tubularが1267g、BORA ULTRA 35 tubularが1179gとなっています。

価格はBORA ULTRA 80 tubular で449,000円(税別)、BORA ULTRA 50 tubular が350,000円(税別)、BORA ULTRA 35 tubular が350,000円(税別)です。

また、BORA ULTRA 50はチューブラーとクリンチャーが存在しており、さらにトラック競技向けのBORA ULTRA 80 TRACKといったホイールもあります。
※それぞれ若干の重量や値段の違いあり

BORA ONE ボーラ ワン

BORA ULTRAがカンパニョーロで最高峰のホイールであるとしたら、BORA ONEはその最高峰のホイールの性能をできるだけ落とさずに値段を落としたホイールと言って良いと思います。
BORA ULTRAと同じく、洗練されたデザインで空気抵抗や重量を極限にまで減らすために無駄な塗装や処理を行っていないことでも共通しています。

リム高は50mm、35mmが存在しておりそれぞれ重量や価格が異なっています。

重量はBORA ONE 50 tubularで1313g、BORA ONE 35 tubularが1223gとなっています。

価格はBORA ONE 50 tubularで233,000円(税別)、BORA ONE 35 tubularが233,000円(税別)となっています。

BORA ONEシリーズはリム高50mmと35mmの両方でクリンチャーホイールもあるため、好みに応じて検討することが可能です。
※それぞれ若干の重量や値段の違いあり

BULLET バレット

BULLETというホイールは、ディープリムでありながらリムがアルミとカーボンの混合で作られている一風変わったホイールです。
ブレーキ面がアルミリムでできており、他はカーボン素材で作られているため、見た目はアルミリムのホイールのようなデザインをしています。

これによって、レースのようなシーンや、ロングライドだけでなく、ダウンヒルのようなブレーキを酷使する環境でもホイールへのダメージを最小限に抑えることができるため、装着している時の安心感はすごく高いです。
また、ブレーキ面がアルミなので、雨の日の走行でもカーボンに比べて安心感があります。

種類はBULLET ULTRA 50MMとBULLET 50MMが存在しており、BULLET ULTRA 50MMにはCULTシステムのボールベアリングが使用されています。
また、それぞれ重量や価格が異なっています。

重量はBULLET ULTRA 50MMで1629g、BULLET 50MMが1749gとなっています。

価格はBULLET ULTRA 50MMで206,000円(税別)、BULLET 50MMが140,000円(税別)となっています。

SHAMAL シャマル

CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)のアルミホイールの代名詞といえば、このSHAMALです。
アルミホイールの最先端を常に突き進んでおり、カーボンが主流になる前までは最高峰のホイールとして位置していました。

今も、アルミホイールの中では上位の性能を誇っており、一般のレースでもかなりの人数が使用している優れたホイールです。

種類はSHAMAL MILLE(シャマル ミレ)とSHAMAL ULTRA(シャマル ウルトラ)が存在しており、SHAMAL MILLE(シャマル ミレ)はブレーキ面のアルミ素材にプラズマ電解処理を施し、見た目の変化やブレーキ性能の向上を行ったホイールです。

2種類ともに、クリンチャーとチューブレスのみ開発されているため、チューブラーのホイールは存在しません。

また、それぞれ重量や価格が異なっています。

重量はSHAMAL MILLEで1459g、SHAMAL ULTRAが1495gとなっています。

価格はSHAMAL MILLEで158,000円(税別)、SHAMAL ULTRAが143,000円(税別)となっています。

EURUS ユーラス

EURUS(ユーラス)はSHAMAL(シャマル)と同じアルミホイールです。
ブランド力ではSHAMAL(シャマル)の方が有名ですが、性能的には引けを取らないホイールだと思っています。
重量と空気抵抗を考えつつ、アルミホイールならではの剛性を強化したホイールという印象が強いです。

また、ホイールの歪みなどが発生した時のメンテナンスも比較的容易にできることでも一般のライダーの方から重宝されている要因となっているでしょう。

EURUS(ユーラス)は1種類のみ開発されており、クリンチャーとチューブレスのみでチューブラーのホイールは存在しません。

重量は1512gとなっています。

価格はクリンチャーで115,000円(税別)となっています。

ZONDA ゾンダ

CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)といえば、ZONDA(ゾンダ)を思い浮かべる人は少なくありません。
それだけ、このホイールは沢山の人に愛されてロングセラートなっているのです。

何よりもコスパを求めるならば、おそらくこのホイールにかなうものはありません。
剛性も担保して、空気抵抗や重量のバランスも優れている万能タイプのホイールです。
そのため、初めてホイールを交換する方は、かなりの割合でZONDA(ゾンダ)を検討することになるでしょう。

また、プロ選手がトレーニングなどでも使用するほど、このZONDA(ゾンダ)への信頼性も高く、これもロングセラーとなった要因なのかもしれません。

ZONDA(ゾンダ)は1種類のみ開発されており、クリンチャーとチューブレスのみでチューブラーのホイールは存在しません。

重量は1596gとなっています。

価格はクリンチャーで62,000円(税別)となっています。

SCIROCCO H35 MM シロッコ H35 MM

SCIROCCO(シロッコ)はZONDA(ゾンダ)の陰に隠れて、そこまでメジャーなホイールではないですが、実はこちらもコスパに優れた優秀なホイールなのです。

アルミホイールでありながら、リム高35mmでディープリムホイールの部類に属します。
それだけ聞くと、重量が重くて漕ぎ出しが重かったり、巡航速度に影響が出るのではないかと感じてしまいますが、完成車に標準で装着されているホイールと比べるとその差は一目瞭然です。

個人的にはZONDA(ゾンダ)を購入するほど予算に余裕がない方はSCIROCCO(シロッコ)でも十分かと思います。

重量は1792gとなっています。

価格はクリンチャーで44,500円(税別)となっています。

VENTO ASYMMETRIC ヴェント アシンメトリック

VENTO(ヴェント)はSCIROCCO(シロッコ)の下位モデルのような存在です。
下位モデルでありながらも剛性を備えており、一般ライダーのトレーニングホイールなどに使用されることが多いです。
また、初心者ライダーの入門用のホイールとしても使用されることが多く、最初に乗るロードバイクのホイールとしては最適かと思います。

また、ASYMMETRIC(アシンメトリック)という名前の通り、フロントホイールとリアホイールでスポークの本数等が異なっていることも一つの特徴です。

重量は1699gとなっています。

価格はクリンチャーで37,800円(税別)となっています。

KHAMSIN ASYMMETRIC カムシン アシンメトリック

KHAMSIN(カムシン)はVENTO(ヴェント)の下位モデルのような存在です。
このグレードだと、完成車に標準装備されているホイールとの差はそこまで感じることはありませんが、CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)が培ったMega G3やDynamic Balanceといったテクノロジーを取り入れており、他のメーカーの同じグレードのホイールと比べると少々差が出ているかもしれません。

こちらも、一般ライダーのトレーニングホイールなどに使用されることが多く、初心者ライダーの入門用ホイールとしても使用されることがあります。

また、VENTO(ヴェント)と同じくASYMMETRIC(アシンメトリック)という名前の通り、フロントホイールとリアホイールでスポークの本数等が異なっていることも一つの特徴です。

重量はクリンチャーで1799gとなっています。

価格は26,500円(税別)となっています。

NEUTRON ULTRA CLINCHER ニュートロン ウルトラ クチンチャー

今までは、ディープリムホイールの紹介ばかりでしたが、これはローリムハイトの軽量化ホイールです。
アルミリムでありながら漕ぎ出しが軽く、上りでの漕ぎ出しでも安定感が高いです。
ハブはカーボンで作られており、力の伝わり方の無駄を少なくするために正確な寸法で設計されているからこそ、この安定したパフォーマンスを発揮できるのだと思います。

重量は1509gとなっています。

価格はクリンチャー106,000円(税別)となっています。

HYPERON ULTRA TWO ハイペロン ウルトラ ツー

こちらは、ローリムハイトのフルカーボンホイールです。
CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)の最高峰に位置するホイールといえば、BORA ULTRA(ボーラ ウルトラ)だと思いますが、HYPERON ULTRA TWO(ハイペロン ウルトラ ツー)はヒルクライムに関していえば、BORA ULTRA(ボーラ ウルトラ)と同じまたは超えているはずです。
また、漕ぎ出しだけでいえば、CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)にはこのホイールを上回るホイールはおそらく存在しないでしょう。

ベアリングも最後方の回転性能を誇るCULTテクノロジーのシステムを採用しており、回転効率の高いレベルを維持できます。

重量は1270gとなっています。

価格はチューブラーで355,000円(税別)となっています。

また、チューブラーホイールの他にクリンチャーホイールを開発しているため、好みに応じて選択することができます。
※それぞれ若干の重量や値段の違いあり

まとめ

CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)のホイールは、正直言ってどれも優れています。
平地を走行する場合は、性能だけを考えるとやはりBORA ULTRA(ボーラ ウルトラ)にかなうものはないでしょう。
山岳を走行する場合は、HYPERON ULTRA TWO(ハイペロン ウルトラ ツー)が他のホイールを圧倒すること間違いないです。

しかし、BORA ULTRA(ボーラ ウルトラ)もHYPERON ULTRA TWO(ハイペロン ウルトラ ツー)も正直高価なホイールであるため、購入するには障壁が高い方が多いかと思います。
コストパフォーマンスを考えると、個人的にはBORA ONE(ボーラ ワン)やSHAMAL MILLE(シャマル ミレ)もオススメです。
もう少し安く済ませたい場合は、やはりZONDA(ゾンダ)でしょう。
ZONDA(ゾンダ)のところでも記載したように、コストパフォーマンスはこれにかなうものはありません。

また、他のメーカーのホイールが気になる方はロードバイクのホイールメーカーを一覧にまとめた記事がありますので、そちらをごらんください。

campagnolo カンパニョーロ ホイール

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