パーツを交換するだけで初心者でも簡単に性能アップできる9つのポイント

パーツ 交換 性能アップ

ロードバイクを購入してしばらく経つと、パーツのグレードを上げたいと思うようになるかと思います。
私は購入してから2ヶ月で、自分仕様にカスタムしたいと思うようになりました。
しかし、どのパーツをグレードアップするとどういう性能が向上するのかわからないので、カスタマイズをためらってしまうという話も聞いたことがあります。
そこで、パーツごとにカスタマイズすることでどういう変化があるのかを説明していきます。
ただし、カスタマイズによる性能の向上は100%ではなく、更に個人的な見解や差がかなりあります。
なので、あくまでも今回は一般的に言われていることに加えて、私の個人的な見解を交えて説明していきます。

ホイールの交換

フレームを除くパーツを交換した時に、最も影響がある部分はホイールと言われています。
ホイールを変えるだけで今まで乗っていたロードバイクとは全く別物になったと感じる人もおり、肌で感じられるくらいの変化も期待できます。
なぜかというと、フレームの次に重量的ウェートを占めているのがホイールであり、更には力の伝導が最終的に伝わるところだからです。
実は、エントリーモデルと言われるような完成車に標準で装備されているホイールは、安価なものが多く性能も決して良いとは言えないようなものです。
そのホイールを交換すると、漕ぎ出しが軽いと感じたり、1枚ギアが軽くなった感覚になることがあります。

また、ホイールと一緒にタイヤも高性能なものに変更すると、より変化を感じることができるようです。
ただし、ホイールは最低でも数万円、高いものでは数十万円かかってしまうので、慎重に考えるべきパーツではあります。

ホイールの交換を検討される際は様々なメーカーが存在するのでこちらのロードバイクのメーカー、ブランド一覧まとめ【ホイール編】にて検討すると良いと思います。

タイヤの交換

タイヤもホイールと同じく、エントリーモデルの完成車に標準で装備されているものは、決して性能の良いものとは言えないようなものです。
なので、グレードアップするだけで、漕ぎ出しやコーナリングでの違いを感じることができます。
こちらも、最後に力の伝導が伝わる部分で、性能の良いタイヤは地面との抵抗が少なく、その分沢山の力を推進力に変えることができるため、漕ぎ出しが軽く買ったような感覚を覚えます。
また、グリップ力の向上も期待できるため、コーナリングのしなやかさを感じれる場合もあります。
グレードアップする際の投資金額も数千円で済むため、ホイールのグレードアップに躊躇している方でも気軽にできるパーツではあります。

タイヤの交換を検討される際もホイールと同様に様々なメーカーが存在するのでこちらのロードバイクのメーカー、ブランド一覧まとめ【タイヤ編】にて検討すると良いと思います。

コンポーネントの交換

コンポーネントは、ギアやブレーキなどの様々なパーツをまとめてコンポーネントと言われますが、今回はコンポ丸ごとグレードアップする想定で書きます。
まずブレーキですが、ブレーキをワンランク上位にするだけで、ブレーキの効きが大きく改善されます。
ブレーキを握り始めてから力が伝わる部分で明らかな差を感じることができ、長時間の走行やダウンヒルなどでのブレーキングの際に、握力の低下が低減されたと実感できます。
次にギアやクランクですが、一番大きな違いはやはりギアチェンジを行った際にすぐに気付きます。
まずはじめに感じるのは、指先に力を入れなくてもスムーズにギアを切り替えることができるような感覚になります。
そして、指先でギアを切り替えてから実際に切り替わるまでの感覚と負担も変化を感じることができます。
切り替わり方に雑な感じがなく、滑らかに切り替わっていく感じがかすかな振動や音からもわかります。
頻繁にギアを切り替えるような状況で、すぐに違いに気づきます。

ハンドルの交換

ハンドルは、エントリーモデルの完成車にはアルミ製ハンドルが標準で付いていることが多いです。
なので、交換するとなればぜひカーボン製ハンドルがおすすめです。
カーボン製ハンドルに変更することで上半身への振動や負担の低減が期待できます。
特に手や腕への負担の低減は、違いを感じることができる場合もあります。
また、地味に軽量化にもつながるため、漕ぎ出しにも影響があります。
ただし、漕ぎ出しに違いを感じるかというと、そこまでの違いは感じることは少ないです。
他にも、アルミは形状がシンプルになってしまいますが、カーボンの場合は自由な形状で作成することが可能なため、空気抵抗の低減を考えたエアロハンドルなどもあり、空気抵抗の低減につながる場合もあります。

サドルの交換

サドルは、お尻への負担を低減することが期待できますが、合うかどうかは人それぞれです。
なので、人によっては完成車に標準で付いているサドルが適している場合もあり、交換したことで逆に負担が増えてしまうこともあります。
また、一説によると、サドルを軽量化することでダンシングでの走行の際に身体に与える負担が低減されるデータもあるようです。
理屈は、地面から離れている部分が重いと、ダンシングのさいに振り子のようにサドルが左右に振れるため、一番左右に振れることになるサドルが重いとそれだけ重いものを動かす力が必要なので身体への負担が大きくなるらしいです。

ボトルケージの交換

ボトルケージは、これと言って交換することでのメリットはそこまでないですが、強いて言えば軽量化につながります。
カーボン製のボトルケージも存在しており、交換しても良いかもしれません。
しかし、数十グラム程度の軽量化しか行えないので、変えても効果を感じることはほぼないです。

ペダルの交換

ペダルは、フラットペダルを使用しているのであれば、ビンディングペダルに変えるだけで様々なメリットがあります。
まずは、引き足を使用することができるようになります。
フラットペダルの場合は、地面に対して踏み込むことだけ鹿できませんが、ペダルとシューズが固定しているため、地面に対して上に引くことで推進力を生み出すことが可能になります。
このメリットを一番感じることができるのは、上り坂でのシッティングです。
引き足での推進力を獲得することで、足の一部筋肉への負担だけだったものを分散することができるため、格段に楽になります。
また、ビンディングペダル自体のグレードを上げることも、違いを感じることができます。
多少の軽量化の期待もできますが、それよりもペダルの回転率が向上することで、力の伝わり方が大きく変わってきます。
下位モデルと上位モデルでは1回転以上の差があるとも言われており、ペダルを回した時にその違いを感じる場合もあります。

まとめ

ロードバイクの性能を上げるのに一番効果があるのは、ホイールのグレードを上げることです。
そして、軽量化や抵抗のことを考えてカスタムしていくと、より効率的なカスタムが行えると思います。
しかし、軽量化だけを追い求めると破損リスクが高くなり、高価なものは盗難リスクも高くなりますので、そこらへんは要注意です。

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