トライアスロンの大会の種類

トライアスロン

トライアスロンの大会種目にはいろんな種類があります。
一番メジャーな「オリンピックディスタンス」や、ホリエモンが完走したことで一気に有名になった「アイアンマンディスタンス」などは聞いたことがあるかもしれません。

実はその中間の距離や、もっと短い距離もありますし、バイクがない種類やスイムがない種類などたくさんあるのです。

ということで今回は、メジャーなものからマイナーなものまでまとめて記載していきます。

トライアスロンの競技種類

国際トライアスロン連合(ITU)では「スーパースプリント」「スプリントディスタンス」「オリンピックディスタンス」「ミドルディスタンス」「ロングディスタンス」「アイアンマンディスタンス」の6つに分類されています。
「オリンピックディスタンス」がトライアスロンの標準な中の標準となっており、初心者が目指すところはこの「オリンピックディスタンス」完走だと思っています。

また、その他にも「アイアンマン70.3」「トライアスロン101」などの種類もあり、こちらは国際トライアスロン連合(ITU)で定めている企画ではありませんが、レースなどが開催されています。

スーパースプリント

スーパースプリントは、国際トライアスロン連合(ITU)が定めた規格の中で1番短距離の種類です。

スイム0.4km+バイク10km+ラン2.5kmの合計12.9kmとなっており、初心者が手軽に参加できるくらいの距離になっています。
目安タイムはスイム8分+バイク25分+ラン15分の合計48分くらいではないでしょうか。

おそらく普段から簡単な運動を行っているまたは過去にしっかりと運動を行っていた方であれば、完走することが可能なレベルです。
しかし、標準となっているオリンピックディスタンスの1/4程度の距離となっているため、これを完走したからといってオリンピックディスタンスも完走できるかというと微妙かもしれません。。。

スプリントディスタンス

スプリントディスタンスは、国際トライアスロン連合(ITU)が定めた規格の中で2番短距離の種類です。

スイム0.75km+バイク20km+ラン5kmの合計32.5kmとなっており、初心者でも最初からこの距離で腕試ししてみても良いかと思います。
目安タイムはスイム15分+バイク45分+ラン30分の合計1時間30分くらいではないでしょうか。

この距離ですと、全く運動していない人には少々厳しいラインになってきます。
ただし、普段から定期的に運動している方や、過去にしっかりと運動していた方で、スイムの経験者であれば完走することが可能かと思います。

標準となっているオリンピックディスタンスの1/2程度の距離となっており、おそらくこれを余裕を持って完走することができればオリンピックディスタンスの完走も見えてくると思います。

オリンピックディスタンス

オリンピックディスタンスは、国際トライアスロン連合(ITU)が定めた規格の最も標準的な種類です。
名前の通りオリンピックでのトライアスロンはこの種類にて行っており、様々な国際大会や、国内の公式レース、一般団体が開催しているレースでも採用されています。
細かく数えてはいませんが、最も多くのレースがこのオリンピックディスタンスを採用していると思います。

スイム1.5km+バイク40km+ラン10kmの合計51.5kmとなっており、体力に自信のある方は最初からこの距離に挑戦してみても良いと思います。
ちなみに私も一番最初に挑戦したのがこのオリンピックディスタンスでした。

目安タイムはスイム30分+バイク1時間30分+ラン1時間の合計3時間くらいではないでしょうか。

この距離になると、定期的な運動を行っている人でも完走することが難しい場合も出てきます。
瞬発的な運動ではなく、有酸素運動のような長期的な運動を昔から行っていた人で、ある程度の距離のスイム経験者であれば、タイムを気にしなければ完走できると思います。
ただし、気をつけてほしいのは謎に自信を持って全く練習を行わないで出場することです。
毎年トライアスロンでは事故が起こっており、死亡事故も発生している状況です。
特にスイムでの溺死が多く、足のつかない海でのオープンスイムでの大会がほとんどなので、せめて25mプールである程度泳ぐことができるようになってからの出場をおすすめします。

また、オリンピクディスタンスへ出場を決めた際に、どういうイメージで臨めば良いのかをトライアスロンに出場するための心構えとしてまとめた記事があります。

ミドルディスタンス

ミドルディスタンスは、国際トライアスロン連合(ITU)が定めた規格の3番目に長い距離の種類です。
オリンピックディスタンスとは対照的にこの種類の距離はレース自体がそんなに多くはないです。

スイム2.5km+バイク80km+ラン20kmの合計102.5kmとなっており、初心者には最初から出場することをおすすめしません。
目安タイムは単純に2倍にするような距離ではなくなっており、初心者はまず完走することを目標に考えたほうが良いと思います。

オリンピックディスタンスの2倍程度の距離となっており、ほとんどの方は一度オリンピックディスタンスを完走してある程度コツを掴んでから挑戦する方が多いです。
しかし、トライアスロンの最高峰であるアイアンマンディスタンスへの挑戦を考えている方は、この距離を余裕で完走することが必要になります。

アイアンマン70.3

アイアンマン70.3は、国際トライアスロン連合(ITU)が定めた種類ではありませんが、各地で採用されている種類の1つです。
アイアンマンの半分の距離なのでこの名前が付いています。

スイム1.9km+バイク90km+ラン21.0975kmの合計112.9975kmとなっており、こちらはオリンピックディスタンスへの挑戦ではなくアイアンマンディスタンスへの挑戦者の前哨戦のようなイメージで考えたほうが良く、もはや初心者では最初からの挑戦で考えるべき種類ではありません。
目安タイムは存在せず、どうしても出場するのであればとりあえず初心者はまず完走することを目標に考えたほうが良いと思います。

アイアンマンディスタンスは完走すると「アイアンマン」という称号を獲得することができると言われています。
その称号を自分のものにするためには、この種類を完走は通過点です。

ロングディスタンス

ロングディスタンスは国際トライアスロン連合(ITU)が定めた規格の2番目に長い距離の種類です。
これより長い距離はいよいよアイアンマンディスタンスだけになります。

スイム4km+バイク120km+ラン30kmの合計154kmとなっており、こちらも初心者には最初から出場することをおすすめしません。
目安タイムは設定することは難しく、初心者はまず完走することを目標に考えたほうが良いと思います。

オリンピックディスタンスの3倍程度の距離なので、まずはオリンピックディスタンスを余裕を持って完走できる状態になって、いよいよアイアンマンディスタンスに挑戦する決意を行った方が通過点として挑戦するような感じでしょうか。

トライアスロン101

トライアスロン101は最近メジャーになってきた種類の1つで、国際トライアスロン連合(ITU)が定めた種類ではないものの、一部レースで採用されています。
101マイル程度の距離なのでトライアスロン101と名付けられています。

スイム3km+バイク130km+ラン30kmの合計163kmとなっており、こちらも初心者には最初から出場するのは無謀だと思います。
目安タイムは設定することは難しいですが、初心者でアイアンマンディスタンスの考えているのであれば、12時間程度での完走ができないとアイアンマンの称号を獲得することは難しいと思います。

こちらもやはり、アイアンマンディスタンスの前哨戦や通過点として考える方が多いです。

アイアンマンディスタンス

さていよいよやってきました。
アイアンマンディスタンスは国際トライアスロン連合(ITU)が定めた規格の、最も長い距離の種目です。

制限時間内に完走した方は「アイアンマン」という称号を受けることができ、これを持って本物の鉄人となります。
トライアスロンを趣味にしている人は、誰もが授かりたい称号です。

距離はスイム3.8km+バイク180km+ラン42.195kmの合計225.995kmとなっており、最後のランはフルマラソンです。。。
もはや初心者とかではなくしっかりと練習を行わないと到底完走することは難しいと思います。
アイアンマンの称号を獲得するためには制限時間17時間以内に完走することが条件のため、目安タイムは17時間以内となります。

正直私は、オリンピックディスタンスの完走でも定期的な練習を行いました。
ちなみに本格的な運動は10年以上のブランクがありました。
そして、次は一気にアイアンマンディスタンスに挑戦しようと思います。
挑戦するのはいつになるかわかりませんが、フルマラソンの完走を目指してからロングライドとオープンスイムの長距離などの様々なイベントやレースに出て、ある程度自信がついたら挑戦する予定です。

その他の近しい競技種類

アクアスロン

アクアスロンは、バイクを除くスイムとランで行う競技です。
トライアスロンを始めるときに最もお金がかかってしまうのはバイク競技で、そのバイクを除くと途端に参加しやすくなります。

トライアスロンに出てみたいけどロードバイクの購入はできない方は、感覚をつかむためにこのような大会に参加される場合もあります。

距離は正確に定められているものだとラン2.5km – スイム1km – ラン2.5kmという内容ですが、市民大会などは スイム0.5km – ラン5kmまたはスイム1.5km – ラン10kmが一般的で、大会によってはその前後の距離で設定されている場合もあります。

デュアスロン

デュアスロンは、スイムを除くバイクとランで行う競技です。

トライアスロンを行うことをためらう原因にはスイムの壁は大きいです。
意外と泳ぐことが苦手でその克服を行えずにトライアスロンへの参加を断念してしまうケースは多いです。
そんな方でも、気軽に参加できるようにするためにスイムを除いた内容になってます。
ロードバイクも持っていて、トライアスロンに興味があるがスイムが苦手だったり泳げないという方は是非検討しても良いと思います。

距離は、正確に定められているものだとラン10km+バイク40km+ラン5kmという内容ですが、距離の短いラン0.5km+バイク5km+ラン0.5kmや、バイクの距離を大幅に長くしたラン10km+バイク85km+ラン5kmという内容の大会も開催されています。

まとめ

トライアスロンにはいろんな種類があり、意外と奥が深い種目なのです。
ほとんどの方は、トライアスロンという名前を聞くだけでどうしてもちゃんとした運動を行わないと、完走することが難しいものだと思ってしまうでしょう。
しかし、実は1時間程度で完走できてしまう「スーパースプリント」や、初期投資を行わなくてもバイク抜きで参加出来る「アクアスロン」、スイムが苦手な方でも行える「デュアスロン」などのレースも存在します。
ちょっと健康のために運動したいと思った際に、単調に走るだけや泳ぐだけではなく、楽しみながら様々な種目に挑戦したいようなタイプの方には実は最適なのです。

また、本気で自分の力を試したい方にもそのような場はたくさん用意されています。
まずは「オリンピックディスタンス」で3時間以内で完走することです。
それがトライアスロンの標準となります。
それができたら、次はいよいよアイアンマン(鉄人)の称号を獲得するために「アイアンマンディスタンス」を完走することです。
その過程で、「ミドルディスタンス」や「ロングディスタンス」などで力を試しても良いですし、一発でアイアンマンの称号を掴み取っても良いと思います。

最近、少しずつメジャーになってきたトライアスロンですが、まだまだアイアンマンの称号を獲得した人に出会うことは少ないです。
何としても獲得してみたいものです。

トライアスロン

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